釈迦部屋-思い出部屋-03年9月関東巡り録

03年9月関東巡り録
～9/6から9/12、4泊7日の売られてゆく旅～

～はじめに～
これは、釈迦部とその中学時代の友達が繰り広げる、壮大な単なる日記に過ぎない。

９月６日
旅立ちの日。
９時までの田楽練習を終えて急いで帰宅、そして準備。
２３時半、カレーパンを頬張りながら夜行バスに乗車。
消灯後、左後ろのおばちゃんが後ろの人に苦情。「ちょっと眩しいので（カーテン）閉めてもらえますか？」。暗いのに、あんたはアイマスク着用しなさい。
そんなこんなで就寝・・・zzz（途中３度起床）

９月７日
６時、新宿到着。駅を歩くと沢山の横たわる人と遭遇する。大阪にも多いが、どうやら生きてゆくのは大阪より大変らしい・・・。

７時まで待ってカレー屋にかけこむ、スプーンが平らで本格的！！うまい～さいさき良いスタートを切った。
だが、店の店員の愛想の良さに客がついていけてない。ごちそうさまの一言は誰からも聞こえず、早朝はこういうものか・・・

気を取り直してディズニーシーへ！！
鬼heiとディズニーマスターこと鬼hei妹と遭遇、抱擁。
途中、ディズニーマスターの友達も合流して男女４名でいざ！

舞浜駅到着、近いね千葉。ディズニー海に向かう路線から広い駐車場に人が見える。手を振ってくれた。心の中で射殺（ぱたん）。
ほぼ開園と同時に入園、ディズニーマスターに全てをお任せする。

いや～ほんとマスターのおかげで満喫できたわ。舌を噛んでしまう迫力のインディージョーンズとセンター・オブ・ジ・アースを２回ずつクリアしただけでも胸いっぱい。

ユカタンも胸いっぱい。パンとソーセージだけやけどユカタンさいこー。
あと、３回も乗った海底二万マイルね。海底の異星人と遭遇できるアトラクション。海の世界はすばらシーですぜ☆

さらにリトルマーメイドの球形劇場はすげぇ、あれは綺麗やったなぁ。しかし、観賞中は入場前に食べたシーソルトアイスクリームのせいで喉が渇いて舌が乾いて・・・アリエル(人魚)が登場したとき、思わず「こいつ食いたい」と思ってました。

あと、アラビアンパフォーマンス最高～☆
アラビアンのパフォーマーはテンポが違うねっ、赤じゅうたんとかターバンとか雰囲気が違う、わくわくするね！！

で、先陣切って応援してたら、

参加することに♥

なんか緑の張りぼてスカートを着せられて、一緒にダンス♪

写真は赤いステッキを頭に乗せて回す実験らしい・・・。
向かって左のお姉さんがクルクル回した後なので、恥さらし満開。

彼らの悪行はそれだけに留まらず、推定高度１５ｃｍのリンボーダンスを要求。写真右隅の男から、「うまくボケろ」との指令が下るが、釈迦部、その命を拒否。ゴム飛びの要領で飛び越えてジ・エンド。

最後に、「グッド・パフォーマー」とみんなで称えてくれたのが救いといったところ。まぁはっきりいって楽しかった～（＾０＾

夜から黒べぇ合流。髭が髭が野比伸びて太、いい意味でね良い意味。ファンタスティックなミッキーショーはなかなかのもの、スポンサーのドコモのイルミネーションもなかなかのもの。

ディズニー海を満喫してから黒べぇ家へ。真夜中の北総公団線。

午前１時より「１２人のやさしい日本人」上映。
黒べぇ、セリフ覚えすぎ。俺も「む～ざい」は「無罪」と「有罪」の狭間ということだけは覚えてるねんけども・・・。
初対面の１２人がどろどろと内情を明かしながら話し合う、国民性の見える映画。被告人無罪確定で終了、おつかれさまでした。

９月８日
１１時起床。王将の中華弁当さいこー。
飯食ってから久石譲＆ゼルダの音楽鑑賞会。
そして漫画観賞会・・・なつかしの漫画達がよみがえる。
肉じゃがが嫌いな黒べぇが描く漫画の主人公が何故「おいも」なのか・・・。
「宮殿」は謎の多い雑誌（いい意味で）やけど、次回作「おいもの日記」に期待しよう☆

黒べぇがキーボードで作曲した曲をパソコンにMIDI出力するのに挑戦したけど、あかんかったなー。俺もいずれはそれができるようにはするつもりやったが、やっぱ音楽は色んな意味で難しいなぁ。

夕方出発、益永家に。
途中、浅草橋で乗り換えのために下車。ついでにラーメンを食おうと思って１５分ほど歩き、見つけたのが・・・大王ラーメン。

ところが店内に入ってから痛恨の一撃。自前の店舗かと思って入ったのに？？？号店と書かれてあった！！最悪、出るわけにも行かず、また別の店で食いなおそうと思ってつけ麺を頼んでみた。

衝撃、めっちゃ量多いやん！！今からラーメン食いなおしたかったのに！！なんでやねん大王。

つけ麺は初めてで、どうやって食うか迷った。
麺を具と汁の方に持っていって浸けて食べた、これでええんか！？食ってる途中で、「足し湯（？）」をくれた、単独で飲んでもうまい。汁の醤油味が強かったからそれで薄めた。
何とか完食、もうこれ以上腹に隙間は無い・・・。

益永家
府中。３０回のゲストルームを貸しきってくれたものの、２人。
うっわ～「谷仮面」しか思い出せへん。谷はおもろいな、島さんのスパイクには負けるみたいやけど。あぁ、谷仮面が夢に出てくる・・・。

９月９日
朝、谷仮面の続きを読む。鳥ももとカレーピラフがうまかった。
昼に出発し、スリッピーと東京巡りに。

汐留。並びすぎのラーメン屋があった、日テレのグルメなんちゃら。
そっからゆりかもめに乗って、あの有名なレインボーブリッジを渡る。
まぁそれまでレインボーブリッジは、てっきり横浜にあると勘違いしてたけどな。まぁそういう人、ローカルには意外と多いと思う！！

踊る２を体験した後、お台場へ侵入。
まずは台場小香港へ。スリッピーと俺は香港生まれの香港育ちですから、ちょっと大袈裟に言うと。
「小香港」という謙虚さがベリグー。
ラーメン屋の「光麺」を探す。七階。予想以上に美味かった。史上最強のプリンもお台場１ぐらいに美味かった。

そして、鄧俊菜先生との出会い。
鄧先生は携帯電話に彫刻を彫るという技を極めてらっしゃる。
サンプルとしてケータイがいっぱい並んでて、色んな絵が描かれてけど、その中に「文字・龍・山水」の３つがセットになった彫刻があった。
１５００円よりと書かれていたので、スリッピーに１５００円やったら彫ってもらうわと宣言し値段交渉に入る。

ケータイに彫刻を彫る鄧俊菜先生

聞いてみれば、文字が１５００円、龍が２０００円、山水が４０００円やって、これは技あり取られたなと。

しかし、通訳の人を介して香港に住んでいたことや、インターネットで紹介したいことなどを話して打ち解けることに成功。最後は山水と文字をセットで２０００円にまで値下げしてくれた。

思えばこれが一生の不覚。鄧先生の作品の価値を、正当な価値を見抜けなかった私の恥なのだ。

それにも関わらず、先生は文字も好きなものを入れてあげると言ってくれた。それならということで、お礼も兼ねて日本の伝統を教えてあげた。

つまりは、メモ帳に相合傘を書いて右側に自分の名前を書く。先生には先生の名前を左側に書いてもらった。

そこで奇跡発覚。俺と先生の名前にどちらも「俊」という字が使われている！！こっ、これが・・・愛の力なのか！？なんて馬鹿なことを日本語で騒いでいた。けど、鄧先生は分かってへんけど、多分。

ちなみに鄧俊菜先生の「菜」に当たる字は日本に無いので似ている漢字を選らんだわけ。

で、相合傘の絵を指差しながら、Do you know that mean?と聞いたが知らなかったらしい。しかし、最後に傘の上にハートマークをつけた時はさすがに反応があった。ハートは世界共通なんや♥

そんなこんなで、お店の紹介をします。

"時代広場"
場所：台場小香港７階エスカレータ付近。（お台場DECKS内）
電話：０３－３５９９－６８３６
通訳兼責任者：チョウ桂敏さん
彫刻家：鄧俊菜９段（０３年９月９日昇段）

台場に行かれることがあれば、是非行ってもらいたいですな。

後は省略して、フジテレビ局の展望台に昇った。まさかあの球形の内部が展望台やったとは知らなんだ。台場が一望できる高さで、レインボーブリッジも全景が見えた、渋滞してた。

展望台内部はもっぱら踊る２のグッズでにぎわっていた。
レインボー最中（７色の最中）を買ってしまった。めでたい。

そして次はあの毛利衛さんが館長を務める日本未来科学館に行きたいと友達に要望、まさか台場に科学館があったとは！

でもね、歩いて行ったらね、売り切れてた(閉館日)んですよ。
スリッピーと行くといっつもそうなんですよ！！
ちょうど一年前に新宿の東急ハンズに行こうとした時も、入り口までいって、「９月１１日閉館日」、はい終了。
詳しくは思い出ネタの「う～ら～」を見てね☆

そういえばドコモタウンにも行った・・・青少年センターにも行った・・・。

そして待望の「大江戸温泉物語」へ行くことに。物語のくせに施設、意味不明。
黒べぇが途中参加で駆けつけて来てくれた。

温泉は奇抜なビジネスモデル。普通なら着替える場所とお風呂の２つ構成のところを、その間に浴衣で歩き回れる小さな村を作り、そこで飲み食いやマッサージ、テレビなどの娯楽ができるようにしてある。
しかも、入り口で浴衣は自分で選べる。俺は７番の小野小町（女物）を頼んだが、ちっさいのしかありませんと言われ、結局は相手のすすめる富士山の柄で我慢した。

それはともかく、駄菓子屋もあるし、はだしに浴衣でどしどし歩いていると、気分はもぅ江戸時代。

だったのに！！現実に引き戻される事件発生！！
サークルの先輩である、○本さんと遭遇。ぜってーストーカーだぁぁぁぁぁ！！同じ近畿に居ても大学以外では会ったことないのに、東京で会う必要性は？やはり鄧先生は神だった！！
何が開運彫刻やねん、と思っていた俺が間違いでした先生。一生ついていきます。

大江戸温泉物語、「盗撮の木」の下でスリッピー・黒べぇと

そして、すっぽんスープのラーメンを食べて寝て起きて帰った。

スリッピー家には夜中についてしまった。おばちゃんらに悪いことしました。

スリッピーの高校時代の卒アルを見たりして夜更かしが始まった。
あと、くだらん言葉遊びが流行。スターフォックスの話題が再燃した。な～んてなぁ。

その後、寺○さんは元気ですか？＞スリッピー

９月１０日
朝、ご飯できたわよの声で起こしてもらえる幸せ。
納豆の作り方でもめる。３人とも違う作り方をしていたらしい。それにしてもスリッピー家は納豆をよく混ぜる。５分ぐらい混ぜてたよなぁ、筋トレちゃうねんからもぅ。
味噌汁はしろ味噌、なんとなくいつもの味でうまかった。

スリッピーがケータイのオセロにはまったというので、ちょいとモンでやった。
オセロ２連敗は久しぶりとのこと。俺って強いのかも・・・。

スリッピーに別れを告げて、板橋区志村三丁目を出発。

府中までの道のりを銀座・六本木経由で行くことにした。

途中の駅で黒べぇと別れた。別れ際の握手、あの時、黒べぇの右手が妙に湿っていた、いい意味でやけど。

で、銀座到着。昼やからラーメン屋探してたんやけど、銀座にはラーメン屋無い！！その結論に達した瞬間に、地下鉄乗ってました。

で、目当ては六本木ヒルズ。一言で言って、英語多すぎ。
まぁ止めると真ん中が自動ドアにもなる回転扉とか、席を立ったら自動で水が流れる便器とかハイテクな一面はあったけど、所詮は渋滞してる百貨店。迷ってる人の文句がひっきりなしに聞こえてくるという悲惨な状況もあったし♪

って言っても、ラーメン屋はかなり、これは本当にかなり美味かった。その名も「鐵釜」は久しぶりの９０点台、六本木ヒルズ効果が作用した！？

歩き回ったが、ほんま疲れる上に高級やし二十歳の男が欲しいもんないし。生活の木という実は京都にもあるお店で石けんとハーブを買ったぐらい。買う前に言って欲しかった、「京都の高島屋にもありますよ」って。
でも店員さんとも共通点が。
「へー、京都のどの辺なんですか？」
「南の方の宇治です」
「あー宇治なら友達が住んでますよ。木幡ってとこです」
「ええっほんまですか！僕、木幡に住んでますよ」

ばんざーい、所属してる地元の祭の宣伝をして去ってやった♪

で、疲れたんで夕方になるまでに府中へ。
電車の中で、隣のおばちゃんに駅のことで質問したら話がはずんだ。
その人は平等院に行ったが、地元の人は逆に行かないでしょ？と聞いてきたが、残念ながら５回は行ってたので残念そうやった。ほっといてくれ！

府中到着。そこで会えるはずやったが、鬼heiがゲーセンで予定外の初デート（突然誘われたらしい）をしていたので、俺は笑顔で彼が帰ってくるのを待っていた。

徳さんと合流し、ラーメン屋「来恩」へ。らいおんラーメンはちょっと変わったラーメン、見た目はカレーうどんかと思ったわ。
その夜は・・・ピコハン？ユカタン？よぅ覚えてへん・・・。
とにかく深夜まで明日の釣りの準備で釣り針に糸をつける作業を徳さんに教えてもらってたな。眠気もあって、かなりいらついてたなぁ、でも仕組みがちょっと分かったから良かった。すぐ寝た。

９月１１日
午前４時半起床、出発。
神奈川県の三浦海岸へ。途中川﨑を通る。三浦海岸駅からはバスで海まで。海岸沿いの道に入る交差点では、ため息が漏れた。フロントガラスの向こうに広がるぼんやりと青い世界。あぁ、ここが魚達のパラレルワールドなんやなぁ。意味不明。

初ボート。１時間弱で酔って船上で吐く。あぁぁ、せっかくバスの中で食べたカレーパンが海に流れていく～～～。

結局、舟に乗った直後に釣った２匹だけが俺の功績。
その後１時間半も海岸でお昼寝。何しに来たのか分からん。
しかし、それによって日焼けしてしまう。今痛い。今痛い。

徳さんと鬼heiの２人でかなり釣ってたな～それをおばちゃんに料理してもらっておいしくいただけた。かぼちゃのカレーも美味かったけどな。

魚は釣っても釣られるな、っていう教訓を思いついた。
とにかく海の眺めはさいこーやったよなー。三浦海岸はすごい。快晴で遠くの山も見え、低く長い海の町並みが美しい。カラスみたいなのも飛んでるし。

自販機でマッチを買って、海を眺めつつ腰に手を当ててグビっと飲み干す。すぅ～っとしみ渡るマッチ。バカンス！！

でもそんなことやって格好つけてたら、店員と間違えられて「コンビニってどっちですか？」と聞かれるしまつ。

２人が沖で釣りしてるのを海岸で眺めながら、短歌を作って遊んでいた。

"一対のバナナ色たる浮き舟で身を寄せ並ぶ男悲しき"

遠くで黄色のボートを並べて２人で釣りしてる姿、背中。

"一面にぼんやり蒼い海景色落ち着くようでこころ高波"

ほんと青いわけ。でも落ち着くというよりはわくわく。

"ジグザグに浜辺に並ぶ海鳥を４０(しじゅう)数えて先生気分"

４０羽以上は居たけど、波打ち際に海鳥がいっぱい集まってくる。そいつらが同じ方向を向いてるもので、なんか生徒みたいに思えてきたという話。

やっぱ夜は世界柔道。
ムネタ選手が出てきた辺りから、半ば年齢当てゲームになってたけどな♪ほんまにあの中国のパンダさんは何歳なんやろうか。
井上選手の鮮やかなＫＯ劇を見た直後に新宿へ出発した。

新宿到着。バス停での一幕。
バス乗車許可が出たので２人目に並ぶ。１人目の人、名前が無いと言われて保留、かわいそう。次の俺、「はい、ええと、むかいさんですね～」、「はい、違います」。
というわけで運転手の名簿ミス。すでに酒が入っとったっちゅうわけや。

～おわりに～
またまた色んな人にお世話なっちゃいました、おかげで毎年恒例となった関東巡りが今年で３度目（？）になりました。
「う～ら～」を見る限り、去年は今年と丁度１日ずれて旅行してたっぽいね。
もう今年が最後かも知れんけど、悔いはない！！
全ての人にありがとう、そして売られてゆ～く～よ！！

追伸、このページ作るのが一番疲れた♥

ららんらんららん、ららんらんららん、ららんらんららん・・・

０３年９月１２日