T3×踊る2
〜にーんげんっていーいーなー〜


お気づきの通り、現在日本で流行っている映画を2本立てで見てきました。終わったの26時ちょうどですよ〜眠くないっす!(だって書いてるの28時っす)

8月1日は1,000円で観れますもんね、2本立てでいっとこーって気になります。

ターミネーター3は、春先から特典付きチケットを買いそびれたりしていたので楽しみで。それに負けないぐらい踊るシリーズも好きなのでいい日でしたぁ。


<T3>

今や当たり前のように求められる「迫力」と、空想科学好きを悩ます「ストーリー」を兼ねそろえた力作です、文武両道でした。

まぁそれ以前に、環境が良かったですね。なんせ、「巫女さんの格好」で鑑賞してたので♪

実は晩に、趣味でやっている芸能集団「宇治田楽座」として植物公園のイベントに参加していたのですが、それが終わってからすぐ着替えもせずに衣装のまま車に飛び乗り、劇場へと飛ばしたのです、2回だけ道路交通法違反しました。(間に合わないと予約チケットが無駄になる+友達を不快にさせるので多少大胆に)

ついた時にはすでに15分ちょっと始まっていたので入れないのだと思っていましたが、諦めずに足袋で駆け込むと全然OKだったのでそのまま鑑賞しました。顔にはの化粧油がべったりと残ったままですが、真っ暗なので分かりません^^

とにかく痺れました、目を覆う痛々しいシーンが繰り広げられました。アーノルドさんの体が人体だったら、それこそ木っ端微塵!!といったアクションの連続に、場内は吐息で合唱していました。

しかし、自分達を守る目的で自動護衛システムを開発し、それがプログラムという計画書によって遂行される環境、それらに裏切られた人類という構想は現実になるかも知れません、特にアメリカ合衆国が危険です。

アーノルド氏とTXが最後に心のこもった死闘を繰り広げた場面は、ターミネーター1を思い起こさせるものでした。最後は「戦いは今始まった」というありきたりなジエンドでしたが、しかし、もう続編は要らないでしょう!!すべてを伝えきったでしょう!!しかし、次作期待します!!ファンです!!

やっぱ機械もいいなぁ、って思わせてくれます。
「人間とは、機械的になればなるほどその機械が見せる人間味に感銘を受けることができる唯一の生き物だ」
                         アイザック・アシモフ


<踊る2>

現在のところ深津絵里さん・水野美紀さん・ユースケサンタマリア・他多数が結構好きだったこともあって、キャストには隙なし!!といった感じでした。

そして相変わらずの現場主義。所轄所轄と呼ばれる悔しさと奇妙さの表現。女性指導官沖田さんがかなりの悪者にされていましたが、あれはやりすぎです。現実にいたらさすがに悪者ですね。でもあの人の言ってることは間違ってはいないと思います。組織には命令系統があって、上から下までがその規律に従って行動できなければ組織する意味がないです。
しかし、組織にリーダーが必要な理由は、それを組織する人間が自ら動くことができないという責任感の無さにある思います。そして、そのままではいけません、リーダーの必要のない組織が理想だと思うのです。
つまり、湾岸署の一部の人たちのように、それぞれが自分の信じる「仕事」をこなしている。世の中がそんな人達ばっかりであればなにも組織する必要性はなくなります。それにしても室井さんの指揮はうまくいきすぎやがな♪

だから実際には、

(窃盗や暴行事件のような殺人事件に比べれば小さなこと)それが所轄の仕事なんだ
責任をとります、それが俺の仕事だ

と言った室井さんのように、責任を取るかとらないかによって組織を作っていわゆる上下関係になっていくのだと思います。

犯人グループが言っていたように、確かに彼らの組織は完璧であるとも思います。完璧というか理想です。
1つの目的を共有し、個々は並列に存在する組織は、確かに個々の能力を発揮しやすいと思います。情報社会でスピードが要求される時代に、系統だてた組織では戦えないのかとも思います。将来経営者という立場を志す以上、こういった事にも興味を持っていかなければならないと思います。

それにしてもネゴシエーターは憧れです。犯罪交渉人などと訳されますが、犯罪に限らず色んな場面で交渉は存在します。ユースケサンタマリア氏は恋愛への転用に失敗していましたが、実はあの失敗を演じていたこと自体がネゴの一環だったと言うのが僕の見解です。さすが@loanのTVCMに抜擢されただけのことはあります。あの2人にはドラマ「花村大介」でコンビを組んでいた時から一緒になって欲しかったです。あれ、話の趣旨が変わってる^^

とにかくすみれさんには青島くんが好きなのか好きじゃないのかはっきりして欲しいです。仕事なのか青島君なのか。
まぁそういうあやふやな甘酸っぱさを随所にちりばめ、ギャグもちりばめ、大事なことはじっくり伝える。そういう映画でした。

スタッフロールに「小泉孝太郎」とあって、どこおってん、と思ってましたが、友達が買ったパンフによると眼鏡をかけてたのだとか。見た目で分からなかったというよりも、むしろ役柄が意外だったことの方が本人確認できない要素としては強かったと思います。




僕にとって、2つの映画に共通していたのは「人間味」というものでした。映画なので過激で非現実的なものを求めてはいますが、その反面、ああいった生々しい人間味を見せられると普通の人間としてはたまらなく衝撃を覚えてしまいます。そんな時代ではいけない、とは思うのですが。とにかくなにかと楽しめた5時間でした。


熱い!この熱さが映画の魅力です〜

03年8月2日