夢が訪ねてきた!
〜初めて好きと言ってもらった日〜


とにかく、あれから1ヶ月が経とうとしている今になってこのことを書き残そうとしたんか、まぁ忘れるわけもないが書くほどでもなかったのか・・・!?自分でも分からん。

とにかく俺はこれまで何人もの人を好きになっては自分の思いをきまって一方的につきつけてきたわけで、これは迷惑だと分かっていても難しい問題で、今のところどうしようもない性分。

ところがどっこい、なんと俺はこの歳まで誰にも告白されたことなかったんや、びっくり。せめて手紙ぐらいもらってても良さそうなもんやが・・・俺は世の中の平均を下回っているんやろうなぁ、まぁしゃーないか。

まぁそれは認めるとして、俺は正直うれしかったからメールをもらった時にその場に居た誰かさんに見せてしまった。
そう、メールでもらったわけで、まだ面と向かっては1度もないわけか、それでも衝撃は大きかったけど。

歓喜は他のなんでもなく、素直なうれしさ。これはちゃんと伝えた。でも電話やったけど。当分会えそうになかったし、その日に電話をするしかなかった、待たすわけにはいかんと思ったから。
気持ちはうれしくても俺には「俺もあなたが好き」とは言えへん事情があったわけで、逆の立場をずっと経験してきた俺はそのことを思い出しながら半ば言い訳のように喋っていた。あれは説得やなくてちゃんとした会話やったと信じたい。

それにしても、ちょうどあの日の一ヶ月前の晩と言えば、逆に俺は「夢を訪ねて」夢に浸っていたはず。1ヶ月で立場が変わってみて、俺はあの時の相手の気持ちもよく分かった気がしたし、相手が返答に困って言葉を選んでいたような、そんな辛さも分かったつもり。

俺が今まで迷惑をかえりみずに猪突猛進やったのは、今まで俺がその立場に立たされた事がなかったからやないかと思ったけど、それは単なる言い訳やろう。でもちょっとはあると思うけどなぁ。

どちらにせよ、俺は***とうまくやっているし、初めて好きと言ってくれた人ともうまくやっているからこれでいい、これでいい。

たまたま9月30日は弟の18歳の誕生日でもあったし、あの日付、あの晩はいつでも思い出せるんちゃうかなぁ


あぁあ、残酷な歓喜とでも言うべきか…

03年11月23日