(はじめに断っておきますが、近所とは私の家の近所といった特定の場所ではありませんし、もちろん、私は変人ではありません。)
僕の父方祖父・祖母の家(以下、桂家)は京都市の比較的大きな住宅街にあります。その一帯は比較的年輩で構成されていて、上品というか大人しい地域と認識されています。 どこにでもある仲のいい町内で穏やかな毎日がそこにあります。特に桂家の右隣の家とは昔から家族ぐるみの長い付き合いで、今でも毎日お互いの家へ行って御飯を食べている仲です。 今回の問題はさらにその右隣のNさん宅(以下、N家)なのです。僕は実際にその桂家に住んでいないのであまりその家庭のことを知らないのですが、祖母から聞いていることをありのままに話したいと思います。 まずそこの家庭は現在、母・父・長女・長女の養子・長女の長女・長女の次女の6人が住んでいるとのことです。ぱっと見分かる通り、完全に女に支配された家庭です。もちろん、女が強い家庭はよくないと言いたいわけではありません。世の中そんな家庭と半々ぐらいでちょうどやと思います。僕が言いたいのは、そこの女の強さは半端やない。しかもその強さは悪ではないのか!?ということです。 そのN家と町内とは約30年もの間冷戦状態だといいます。その頃は母、父、長女、次女で住んでいたようです。当時は若い夫婦で子どもも中学やらに通っていたらしいのですが・・・、その頃から問題があったといいます。一番の問題である母ですが、子どもは全く外で遊ばすことも無く、近所づきあいはしないという考え方。道端で会っても顔を見ようとせずに、すまして通り過ぎるありさま。それだけでも滅多に居ない逸材なのですが、ゴミの捨て方がまたひどい。朝6時過ぎに夫である父に捨てに行かせ、それをゴミ回収車が来る9時までにカラスが無茶苦茶にする。しかも中身には次女のおむつもあって、うんち散乱のむっちゃくちゃ。8時以降と決まっているのにどうしようもない。しかもその掃除を桂家と両隣3軒でちらかす度に掃除していたというから驚き。 ある時たまりかねて3人で忠告に行ったらしい。そしたらN家の母は「そんなもん、うちとちゃいます!!」と逆ギレ。いい訳をなんぼ言おうが俺のばあちゃんがゴミ出しさせられてる夫の姿を何度も目撃しているから逃れようないのに、結局はN母のケンマクに押されて説得どころかモノも言えんかったらしい。丁度、高倉健氏が志村けん氏に口論で挑んだようなものだ、勝敗は見えている。 さらに長女が結婚して養子さんがその悲惨な家庭に来ることになった。その時に車が一台増えたために、車庫がなかったN家はその後15年間も家の前の2台がやっとすれ違えるような道路を私有車庫にした。しかも反対駐車。おかげでN家の向かいの家の人は大迷惑。郵便局の車などの来客がちょっと来ても、家の前に停めたら道路がふさがるために置けへんし、車庫は入れにくいし。おまけにお向かいが新車に買い換える度に何故か車に傷がつけられるという事件が起こったり。お前しか居らんやないか!!という話。その向かいの人は、寝ずに家の中から張り込みとかを行ったらしいが残念ながら現行犯にはならず。 被害はまだまだあって、桂家の隣の家(以下、桂右家)からは2回も財布が無くなっている。N家は桂家と桂右家の仲がよく、度々鍵を開けたままで家を行き来していることを知っていて、ゴミ出しの注意をしたことなどの腹いせを込めたのか勝手にあがりこんで金を取っていった疑いがある。あくまでも疑い。その地域の警察も「あそこの家は変人の集まりやから」と認めて警戒している有名な家庭。一度も現場を見た事はないが、ことあるごとにN家が疑うのがその町内での常識となっている。だからもし僕が町内の犬を刺してまわっても、まず疑いはN家に向くわけで僕にとっては好都合、ではないけどそれほど警察を含めて町内は悩まされている。 またこんなこともあった。俺の親父が出勤前に桂家の前に30分ほど反対駐車していて、出発しようとすると警察からの反対駐車をとがめる紙が張ってある。30分の間に検挙か!?しかも立て続けになんべんも!!なんぼ優秀な警官やねん。見回りしまくり!!そんなふうにして、ばればれの悪事(この場合は警察に通報すること。反対駐車の検挙は確かに正当ではあるが、30分という時間を考えても、暗黙の了解というか世間の常識を逸脱している)を続けてのんきに暮らしているのだ。自分とこは15年間も反対駐車と道路を私有車庫にして迷惑かけてたくせに。こういう人に限って自分のことは気づかんと(気づいていてもそれは平気)他人のアラばっかり探す。ご主人はいたってまともな人やのに、かわいそうな人生。 おもしろいのは、そこの夫がたまに僕の祖母に電話で助けを求めてくるということ。70過ぎて体も弱ってきてしんどいのに家に居ることができないから外から電話かけてきて。そのおっちゃんに妻のことを聞くと、どうやら母子家庭やったらしい。母子家庭やと子どもは極端な性格に成長しやすいのだろうが、N母の場合は幸福であることへの憎しみや妬みしか学ぶことができなかったのだろう。さらに、父の両親共に、父が1人で働きながら介護をして看取ったそうだ。普通なら主婦の妻が夫の両親の介護ぐらいするやろう。せめて見舞いや手伝いぐらいは。それが驚くべきことに、一度も夫の両親の病床子に顔を出さなかったという。恐るべき女、愛はどこに? 今では家族3代狂っていると評判で、男2人の立場は全く無い。捕虜に近い生活しか送っていないようだ。そういう強い女のところへ来る男はきまってまともで気弱であるみたいだ。僕も和田アキコにぐらっと来たことがあるだけに気をつけなければ。 これだけで終わる話ではないが、長々と繰り返しても仕方が無いので控えることにする。とにかく、祖母はそういう生活を続けてきただけに、僕の嫁のことについては特に厳しく助言してくれる。助言というより懺悔や直訴といった方が適切だ。N父の立場から考えると、あそこまで家庭をメチャクチャにされたのはN母を嫁にもらったせいだと言える。俺に当てはめると俺の両親が死ぬ時に俺の妻が一度も会わへん?「アッコにおまかせ」言うというてなんもしてへんやないけ!どうかんがえてもおかしいやろ、会うどころか自分の両親同然に看取ってくれや。芸能界と家庭とはまた別の世界なんやから、あんたがなんぼ芸能界のドンでも我が家のドン・ご意見番はこの俺じゃ!! ちょっと熱くなってしまいましたが、俺が自分も含めて忠告しておきたいことは、「結婚」とは家族ぐるみの問題であること。それ故に、お互いが支えあえる性格や状況であるかどうかを見極めることが大切。という受け売りみたいなことを少しでも御読者の頭の片隅に植え付けたかったのです♪ 尚、この文を読んだにもかかわらず結婚に失敗した…という方は、後日UPする予定の「離婚式」を御併用下さい。 |