面白い法律の話を聞かせてもらったので、それをみんなに知ってもらおうとおもいます。でも法学部はおもしろくなさそうやけどね
【質問】 次の文を読んで、正しいスイッチを押しなさい 友人S君とM先輩のお話。 事象1 S君は新しい入れ歯を買おうと思い、必要なくなる今使っている 入れ歯をM先輩にあげる約束をしました。 ところが、ドラッグユタカに行ったとたんに気が豹変し、今使っている入れ歯でもまだまだいける!と思い、M先輩に『すんません、やっぱり入れ歯あげられないよ〜ん』といいました。 さぁ法的に見て、S君はM先輩に入れ歯をあげなければいけないと思う人、スイッチON♪ 事象2 S君は新しい入れ歯を買おうと思い、必要なくなる今使っている 入れ歯をM先輩に売る約束をしました。 ところが、ドラッグユタカに行ったとたんに気が豹変し、今使っている入れ歯でもまだまだいける!!と思い、M先輩に『すんません、やっぱり入れ歯売られないよ〜ん』といいました。 さぁ法的に見て、S君はM先輩に入れ歯を売らなければいけないと思う人、スイッチON♪ == 答え == 答え == 答え == 事象1→OFF 事象2→ON 何故か。悪いけど答だけ知っといてね、損は無いから、じゃ以上です えっとですね、売る約束っていうのはあげる約束よりも重いんです、まぁ当然ですね。しかも売る約束(売買契約)っていうのは口約束でも成立するらしいんです。これは一度売買契約が成立したら買い手が望む以上、売り手は売らなければならないね。だから事象2はON。 でもあげるっていう約束の場合は、明らかにS君だけが契約の義務を背負っています。M先輩からは何も出ないのに大してS君からは長年連れ添った入れ歯が放出されます。これは明らかに売買契約よりは不平等条約と言えるので、おじゃんになってもM先輩は文句を言えないんです。 しかしS君がすでに入れ歯をM先輩に渡してしまっている場合はどちらの事象にせよM先輩から入れ歯を取り戻すことはできません。たとえ歯間に南瓜が詰まっていても不可能です。これも納得できるでしょう。 ちなみに、S君とM先輩が同い年でも結果は同じですし、入れ歯が健康器具であっても同じですし、ドラッグユタカが日本入歯連盟であっても同じですし、S君がM先輩に「売られないよ〜ん」と言わずに丁寧語を使って「M先輩、本当に申し訳ありません。先日話していた入れ歯の件なのですが、大変僕の勝手ながら、引き続き使用したいと思いますのでどうか今回だけは無かったことにしてもらえないでしょうか?」と下手に出ていたとしてもS君はMY入れ歯を手放すことになります、僅かなお金と引き替えに。 みなさんの日常でもこれに似た事が起こっているのではないでしょうか? そういう時は是非、今日学んだことを振り返って欲しいと思います。 |