お金とは何か


金は糞尿と同じだ。溜めれば溜めるほど悪臭を放ち、ばら撒けばばら撒くほど土を肥やし、新たな芽を生む。
レフ・ニコラエヴィチ・トルストイ(1828-1910)



──たかじんNOマネーというテレビ大阪の番組をほぼ毎週録画で見てます。
その番組の冒頭では毎回、トルストイの格言が挿入されます。なるほどなと思います。

第一回はソフトバンクの孫正義社長が来て、「お金とは、事業を行う軍資金」と言い残して帰っていかれました。

以後、何十人かが番組にやって来ては、「お金とは○○」と語って番組が終わるので、自分もお金とは何かを考えてみました。今のところの結論がこれ。

お金とは、笑顔の肥料。
無くても育つけど、あるとより元気に育つ。

自分のために用いても虚しいだけだが、誰かのために用いると輝くもの。
とも言えると思う。できるだけそうしようと思ってる。まだまだ器は小さいですが。

ちなみに他のゲストの方々が何と言っていたかと言うと、
お金とは血液 →回り巡ることで命を育む
お金とは大事 →亀田興毅が語ってました笑
お金とは道具 →ホリエモンの結論、孫さんらと表現が違うだけ

他にもたくさんあって覚えてないし紹介しきれませんが、中でも最も共感したのはジェームス・スキナーさんの言葉でした。

お金とは価値創造の測定器。

これは本当にそう。結局は需給バランスの中で生まれる価値がお金で見える形になっただけ。お金が集まるってことは価値が高くって、それは否定できない。認めたくないものもあるけど。

よく引き合いに出される時間とお金について、28歳の俺が思っている事も書いておこう。 将来は考え方が変わっているかも知れないしね。

時間はお金を使うために消費するもので、お金を得るために使うべからず。

逆に、お金は時間を得るために消費するもので、時間を消費するために使うべからず。

ややこしいけど、要は金稼ぎの為に時給換算で仕事をしたり、暇つぶしのために散財するのは愚かだなって思っている。少なくとも自分はその方向から少しでも離れて暮らしたい。

最近、大王製紙の前会長・井川意高氏(47歳)がグループ会社から不当に捻出したお金をカジノで使い果たしただとかそんなニュースで賑わっていたが、水道橋博士の名言が忘れられない。

お金をティッシュみたいに使っちゃったんですよね。 水道橋博士

これは、同番組でパネラー同士が議論をする中で軽く放った相槌。
よく、お金を湯水のように使うと言うが、現代のように水資源やエネルギーが貴重な資源として扱われる社会においては湯水は限りあるものだし、もったいないという意識の人が多いと思う。
でも、ティッシュぐらいならまだいいよね♪
ましてやティッシュを月に何千トン(?)も製造してたらそら無限と思うわな。

ま、という訳でお金如きに振り回されない人生を送っていきたいなと思う。おわり



銭湯は銭の湯と書くが、なぜだろう?

2011年12月13日(火)