未婚の私が離婚の話題を口にすること、まぁよしとしましょうか。とりあえず結婚式でさえ見たことも無いのでテレビから受け取った知識を乱用して話します。 離婚式に必要なものってなんでしょうか。結婚式だと、やっぱり結婚披露宴?食事とか、ケーキ入刀とか指輪交換とか、仲人の演説とか父の涙とか、香典?係とかそんなもんでしょ?離婚披露宴もあるとしたらそれに近いもんが望ましいと思うんで、ちょっと想像してみますか。 離婚式に呼ばれたら まず思いついた疑問ですが、離婚式が開かれたとしたら誰が呼ばれるのでしょうか?お互いに結婚時とは周りの人間関係も変わっているでしょうし、結婚式の時と同じ人を呼ぶことは難しいのではないかという不安がよぎります。夫婦の両親でさえ出席できるかどうかまちまちだと思いますし。その上呼ばれた人はどんな服装で行くのでしょうか。やはり式を披露するという発想は新たな出発を意味しているのでしょうから、「祝福」を印象付けるものであれば派手な服装でも白いスーツでもいいのではないかと。その場合ご法度は黒装束であることはみなさんおわかりですね?つまり離婚式をやるからには前向きな夫婦と前向きな取り巻きが必要になってくるわけです。実際には難しいでしょうね。一般的には悲しむべき事象ですから呼ばれる側としては悩むこともあるかと思います。でも主催者側が臨んでいることは「私達はきっぱり別れてまたそれぞれの人生を歩んで生きます」という事実を受け入れてもらうことです。ですから招待状を受け取ったら迷わず出席すること。その際「ご出席・ご欠席」となっている文面を「モチ 離婚式の必須項目 式であるからにはプログラムというものが存在しているはずです。端折って大事な項目を整理すると、「開会の挨拶」「入場」「古郎・古婦の誓い」「食事」「お別れのキス」「退場」があげられます。開会の挨拶というのは仲人というものが担当するものでしょう。古郎古婦側が決して誤ってはいけないことは、結婚式で仲人を頼んだ人を離婚式に招待してはならないということ。ましてや離婚式の仲人まで頼もうものならばあなたがた夫婦に対する周りの目は以前にも増して(離婚する家庭には少なからず問題がある)厳しくなることは間違いありません。離婚式の仲人にはできるだけイキのいい年下を選びましょう。さらに夫婦共通の知り合いであることが望ましいでしょう。そうすれば傍から見ても納得のいく離婚が成立するはずです。 続いて入場ですが、深く考える必要はないでしょう。この際やはり考えるべきは二人の服装ですが、さすがにペアものは避けるのが筋であろう。二人としては「一緒に旅立ちます♪」といった意味を含ませたいのはやまやまだが、周りの者からしてみれば「なんで今から別れる二人がペア服着てんのよ」という感覚が大半なので、思ったより冷たい評価を受ける可能性が高い。基本的に私服で構わないと思うが、気の強いご夫婦であれば結婚式で使用したスーツやドレスをそのまま再現するというのに一度は挑戦してもらいたい。私も以前そのようなカップルを拝見したことがあるが、あまりにもの皮肉の強さに逆にこわばっていた顔が緩み、式の雰囲気が和んだことがあった。お勧めはできないが、是非あなたがた夫婦の絆を見せて欲しいと思う。 ところで式の中に必ずなんらかの「別れの誓い」を意味する儀式が必要だと思います。基本は口付けやと思うのですが、式の最後に「お別れのキス」がありますので他に良い案ありませんか?やはり「指輪返還」や「離婚届の判子押し」などがいいとこでしょう。指輪は金がかかりますが、離婚届は役所でもらえるということで今回は判子押しますか。 さぁ大変、何が起こった→判子忘れた〜!!こんなことになっては招かれた客に対して示しがつきません。これこそ一生の恥です。普通免許を持って無いくせに、彼男・彼女をドライブに行こうと誘うのどこが違うのか。だから判子と離婚届は忘れないで下さい。ある意味離婚する夫婦よりも主役です。それはお年玉の主役がもらう子ではなくお金であることを見ればわかります。 とにかく親戚を含めた客達が望んでいるのはスカッとした別れの儀式であります。手早く食事につなぎましょう。食事の間も現夫婦は夫婦(家族)としての最後の挨拶回りをすることでしょう。食事は客の年齢層に合わせて和洋折衷(なんでそう言うのかは知らないが、世界中の料理という意味ですよね?)を用意すればいいでしょう。念のため「餅」などの粘っこいものは出さない方がいいでしょう。いやいや、お年寄りが喉に詰めないようにではありません。夫婦が別れる時に粘った物を出したらなんだか後を引きそうという縁起をかついでの配慮です。 それと似たようなことですが、式もあまり長くない方がきっぱりとした別れを演出できますね。いよいよ終盤「お別れのキス」です。どれくらいの時間キスしてればいいのかも難しいところです。ま、適度に♪そしてここが一番夫婦にとって辛い場面です。ここで泣いてしまっては元も子もない!!いかにして笑顔、造り笑顔でいられるか。そして祝福の拍手の中で二人は別々の出口へと向かう。そして会場は歓声と涙が飛び交う。わが道をそれぞれ歩む二人の目から涙が。 おめでとう 別れは新たな出会い |