的士学
02/10/03

念のためはじめに断っておきますが、サブタイトルと本文は無関係です。
俺はタクシーをあまり使ったことがない(当たり前)。むしろ日本でタクシーに乗った記憶が無い。確か半年ちょっと前に京都駅から本能寺まで乗ったのが最後だったと思う。

おっと失礼、話すネタがないのでどうでもいい話をしてしまった。
タクシーのような個室に近い空間では、バスや電車と違って客の性格が出ると思う。いや、あんまり変わらんか。
とりあえずそう思った理由は、電車のように客が集団で利用する場合はお互いに合わせようとする気持ちが働くが、タクシーの場合は運転手と一対一である場合が存在し、しかもバスやらと違って会話が必要である。ある紳士はタクシーの後部座席で鼻くそをほじくっているかも知れないし、ある和○アキコはオットリと正座しているかもしれない。見た目で判断できない一面が見れるのが、タクシーの特徴ではないだろうか。

まぁこれまでの話、ほとんどこじつけているに過ぎない。別にタクシーに限らず、・・・、意外と供給と需要が一対一という状態は少ないな。エレベータガールと俺、とか、話せるアコムのナレーターと俺、といった状況しか思いつかない。高校を卒業して以来(すでに半年が過ぎた)、思考力の低下が表面化する時がある気がする。まさに今その時かも知れない。

ウケるかどうか分からないがいいことを思いついた。

行き先を告げずに、しかも超特急で目的地へ運んでもらう方法

ま、くだらない話ですが、思考力の向上を感じましたね。
ヒントは「おそらく金も払わなくてよい」
ごめんなさい、考えさせちゃって。思いつきは意外と単純なんですが、タクシーの前に飛び出すだけでいいんです。ギリギリ当たらなければいいのですが・・・とりあえずギリギリ間に合わなかった時には、運転手が飛び降りてきて駆け寄ってきてくれるでしょう(良識のある運転手であれば)。こっちは乗せてくれとも何とも言って無いのに必死で車に乗せて何も言わないのに急いで病院に向かってくれて。めんどくさい手続きまでしてくれるかも知れん。私は別に病院へ行きたかったわけではないのに。でも必死でトランクに乗せられて山岳に向かわれるよりましかと考えたり。

そうそう、日本でどれだけ普及してるのか分かりませんが、もちろん「的士」は「タクシー」を指します。中国人?辺りが英語?のタクシーを当て字したと聞いている。少なくとも香港のタクシー乗り場には的士と書いてあった。
日本には的士と同じ読みの言葉に「敵視」という熟語があるが、それは大きな勘違いである。中国の的士運転手は客を見るどころか、自分だけが他の席と鉄網で隔離されているありさまである。これでは料金も回収できないわけだ(実際は手だけ伸びてくるから大丈夫)。なんとも物騒な国だと思った。

ついでに話を長引かせると、香港の的士は使った方がいいかも知れない。1メーター100円ぐらいで200m?ごとに20円ぐらいずつ上がっていく。そうやった気がする。だから下手したら日本で220円の路線バスに乗るより快適で早かったりして。そういえば中学生のくせに結構タクシーを活用していたような気がする。あれで運ちゃんが生活していけるならばそれはそれでいいのだが。

的士に乗っていると、謎の無線(日本語じゃないのがデカい)がかなり頻繁にかかってくる。言葉を解読できない俺は、運転手が謎の声と交信する背中を見ていつも不安になったものだ。俺は巧妙な連係プレイによって誘拐されているのではないかと。しかしどうやらあれは新しい客の分布情報の交換を行っていたようだ。全く人騒がせな職業である。

今になってあの無口な的士運転手達が懐かしい。逆に喋りまくられても困るし。なんか気を使ってのことか、英語使ってくれる人ばっかり。結局日本語を喋る運転手に遭遇する事はなかった。今になって恐いのは、日本語が理解できないフリをするのが香港的士界の常識だったのではないかということ。まさかね。「この50セントと日本の100円玉って完全に同じ形らしいで」なんて会話理解してないよな。その運ちゃんさっそく50香港セント抱えて俺より先に日本に旅立ってたりして♪8円=100円というまさに黄金の方程式が成立するほど日本国は甘くないよ香港人。使えてもせいぜいガチャポン(ガチャガチャともいう)がええとこやな。頑張れチューヤン!!←誰


それでも1メータはやめてね(汗